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 軍隊では「寝るも起きるもみなラッパ」という唄があり
またその唄の通り、すべてラッパで行動する事はご存知と思います。
なんといっても起床ラッパが一番イヤでした。屯営でも士官学校でも同じ。
ラッパは始めに必ず連隊号、学校号を吹いてから起床ラッパに入ります。
ラッパ手は、営庭の中央で四方に向かって吹くのです。
 連隊号は最初だけですが、パンパカパーンと吹き出すと、
眠い目をこすりながらガバッ!!と起き
素早く点呼の準備に入ります。
 この間僅か数分。誠に我ながらたいしたものだと思っています。
総てがこの調子で、もたもたしていては軍隊では落伍です。
戦場での行動が総ての基礎になっているからです。
軍隊のラッパのカセットがありますが、「戦陣の断章」にも書いた
将官に対してのラッパが一番好きです。
少将は一回、中将は二回、そして大将は三回吹奏することになっています。
今村大将が、ここは戦場だから吹かなくてよいといって
馬を進めた話は今でも語り草になっていますよ。




<戦陣の断章の著者から送って頂いた多くの
貴重な資料の中から、この一つのエピソードを紹介させて頂いた。
恐らく身支度に五分位だろうか?
もしかしたらそれより短いかもしれない。
自分の実生活とは雲泥の差である。
しかしながら最近頻に生活が整ってきているような今日この頃ではあるが・・・
この今村将軍のエピソード、三十六話でご紹介した
古守氏著「南雲詩」の中でも書かれているので引用させて頂きます。
※1今村大将に対しラッパ手が吹奏を始めようとすると、大将は即座に
ラッパはいらない、ラッパはいらないと兵士をいたわる様に手を振って
中止させられた。この光景は大将の人柄もさることながら
それ以上に決戦を控え極度に緊張したラバウルではもはや
形式的なこと、儀礼的なことをいっているときではなく
将兵も兵も無く、ただ人と人との、魂と魂とのふれあいだけがある事を思わしめた

このように書かれている。

これは聞いた話なのだが、ラッパ手とは元々ラッパが吹ける人物が
ラッパ手になるとは限らないという事だ。
ただでさえ難しいラッパを、ラッパ経験の無い兵士に任命する事が多くあったという。
これはかなりのプレッシャーだ!   by Switch-blade >

※1 古守豊甫氏著「南雲詩」から引用

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by switch-blade | 2004-11-29 02:37 | 第三十一話~第四十話

 力尽きて倒れる者は、概ね100メートルに一人であったといわれ
転進完全終了まで実に六ヶ月を要した。
これを、「カ号作戦」と称する。
第十七師団曰く、
「ラバウル上空に友軍機なく、港湾にまた艦船なし。
我が軍の転進は敗退に非ず。ニューブリテン島最後の救援にあり」

歩兵第141連隊(連隊長片山大佐)に所属し、この戦闘に参加、
ツルブ、ラバウル間3百里を転進した、梅岡学州氏によれば、
ツルブに敵が上陸以来、激戦一ヶ月の後、
連隊長以下部隊全員、武人の本懐を遂げるべく
1月23日、連日の豪雨はやもうともせぬ中を、
玉砕を期していよいよ最後の総攻撃に移らんとし、
まさに焼かれんとする軍旗に対して決別の敬礼を行った。

連隊長以下なみいる将兵の目から熱い涙が溢れ、一通一通の無電に接した。
これぞ意外にも
       
     ラバウル決戦に備えよ

     第八方面軍司令部よりの命令であった

 戦陣の断章著者の戦友 元陸軍軍医古守氏の著書
南雲詩から引用

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by switch-blade | 2004-11-26 03:19 | 第三十一話~第四十話

「外伝」ニュース

「 戦陣の断章」が「戦争を語り継ごうリンク集」にリンクさせて頂く事になりました。
「83歳の戦陣の断章」ともどもどうぞ宜しくお願い致します。

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                          by Switch-Blade        
by Switch-Blade | 2004-11-21 02:12 | 戦陣の断章

 士官学校在校中、南久留米の駅から演習に出かける。
台風襲来で朝から強風雨である。我々は貨車に乗らされた。
貨物扱いか?貨車がグラグラ揺れる、倒れやしないかと心配だ。
様子をみて発車した。なんとも不安な演習行であった。
士官学校での行事予定は、雨風など問題にしない。
高良台という赤土の演習場がある。
(今は自衛隊幹部候補生学校が利用)

生憎私が雨の日に小隊長の役に当たっていた。
雨の中赤土で泥んこになって指揮に当った。
大声で号令を張り上げる。部下候補生も私の指揮によって匍匐前進をやる。
演習を終了すると全員泥んこである。学校に帰れば当然洗濯。
夜の点呼までには洗濯を終えなければならない。
へとへとに疲れているがこれも訓練のうち。
戦場では否応もないのであるから・・・実戦に備えての訓練というものである。
卒業間際、区隊長との個人面談で前期の演習話に及び

「よくやった。戦場でもな・・・」とねぎらわれた。
不覚にも思わずボロボロと落涙した。

      青春時代の感激の一幕でした。                


新!戦陣の断章   
by Switch-Blade | 2004-11-17 22:42 | 第三十一話~第四十話

アクセス総数

 本日までのアクセス総数が800を超えてしまいました。
何かの間違いではないかとかんぐってしまいますが・・・
(よく解析ミス表示がでるとか・・・)
普通の日記や今時はやりそうな記事でないので、
更新後に20~位か、リンク先からのアクセスで
大体30位かなと思っておりました。
しかしながら、「戦陣の断章」の外伝として公開をスタートして
約2ヶ月が経過しこのような数字が出た事について、
アクセスして頂いた皆様に対し
戦陣の断章の著者に代わり心よりお礼申し上げます。

決して忘れてはいけないこの国の歴史に対し、
 少しでも興味を持って頂く事が出来ますように。


 これからも「戦陣の断章」をどうぞ宜しくお願い致します。

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by Switch-Blade | 2004-11-11 17:32 | 「外伝」ニュース

紅葉の季節

 紅葉の季節を迎えスキンを変更してみました。
四季のある日本の紅葉はとても美しく、そして時折寂しさを感じさせる季節であると感じます。

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by Switch-Blade | 2004-11-04 01:38 | 戦陣の断章