2005年 07月 15日
帰国しました。
「83歳の戦陣の断章」再開致します。
さて、海外に仕事でというのは、主に東欧地域でして、現地で東洋人はすこぶる目立つなあと感じました。今回の渡航で感じた事は、経済が順調に成長していると言われている国でも、多くのホームレスやスキンヘッズを見かけたこと、想像以上でしたね。仕事の合間を縫って、小さな地図を片手に街を撮影しに出かけ、途中コンビニの代わりでもある小さな商店に行ってみると、ウインドウには金網がびっしりと張られ、侵入者に対する防禦手段がとられており、日本のそれとは一味違うものでした。街中には共産時代の遺物がそこら中に残っており、単なるアパートメントですら文化遺産になりそうな雰囲気でした。 1956年12月4日未明、ソビエトの戦車が轟音を上げてブダペストに侵入し、ハンガリー革命を野蛮にも押しつぶした。その際果敢に抵抗した後が残された建物を見つけた。いたるところに傷跡が残されていたのだが、そこだけはちょっと違っていた。なぜならそこは単なるアパートメントで今でも住民が住んでおり、窓からおばさんが外をぼんやりと眺めていた。建物東側にびっしりと開いた弾痕の跡!!思わずシャッターを切ってしまいました。これら建物はいつまで残っているのだろうか?と、つい考えてしまう。
by Switch-Blade
by Switch-Blade
| 2005-07-15 15:15
| 「外伝」ニュース