2004年 09月 16日
「外伝」 第十七話 終戦の日の事
それは、アメリカの無差別非合法爆撃のことです。
戦争はあくまで両国軍隊と軍人同士の殺戮であり、
一般民衆や赤十字のマークのついた輸送船などに攻撃は出来ない事になっている。
先程の大東亜戦争(太平洋戦争)の実態はどうでしょう。
日本本土の主要都市は殆ど焼き尽くされ、南方戦線からの帰還赤十字船が
殆んど爆撃で撃沈されました。あまつさえ原爆の実験までやったアメリカは
明らかに軍事国際法違反ですね。
当時の参加敵国も知らん顔。国際軍事裁判でもうやむや。
日本の泣き寝入りで今日まで来てしまいました。今やアメリカ様様。
そもそもこの戦争は日本にとってやむを得ずに起こしたものであったことも忘れて・・・。
メデイアもこれらに触れようともしません。
(近隣国をべた褒めする媒体も多いが、どの道これらも同類でしょう。 by Switch-Blade)
それとも日本が悪い事をしたのだからしょうがないとでも思っているのでしょうか?
戦艦の保有率5-5-3に反対して席を蹴った松岡全権大使の頃からの
事情を知らないと分からない筈ですね。
この小さな日本が多くの大国を相手に戦争に踏み切ることは
並大抵の判断では出来ない事です。
「窮鼠猫を噛む」というところだったのでしょう。
毎年この時期になると腹が立ってくるのです。
「声を潜めていた人達が実際に多く存在するのである。
実際に命を賭けて戦ってきた方々の声は大変に貴重である。
もっともっと深く知らなければならないものだ。
その中には誇れる快進撃もあれば、悲惨な敗退戦もある。
疎開、食料不足、そして銃後の苦しみ、挙げたらきりが無い。
自分の祖父、祖母や知り合いの方がいらっしゃれば話を聞いてみてはどうだろうか?
せめて近代軍隊の誕生した明治維新以降の歴史をしっかりと
認識しなければいけないと思う。
現在「僕達、私達をもっと分かって欲しい」と言う人が多く存在する。
ならば、自分の事ばかりではなく大先輩の話に耳を傾けてみる事も
必要なのではないか?このように考えてしまう。勿論自分を含めての事だ。」
by Switch-Blade
「外伝」 第十七話 終戦記念日 完
by Switch-Blade
| 2004-09-16 02:58
| 第十一話~第二十話