2004年 09月 12日
「外伝」 第十二話
観ていて思わず笑ってしまうことが時々あります。
というのは・・・。
「召集令状がきて・・」とか「軍隊にひっぱられて」という表現です。
いかにも行きたくない所にいやいや行かされるという印象を与えてしまうことです。
左がかった局に多いのでしょうが、戦後生まれで軍隊に関する知識の少ない人達が
作るからでしょう。
貴君はご存知のように、当時は国民皆兵で、男子20歳になれば
否応なしに徴兵検査を受けなければなりませんね。
海軍を志願した者もいました
特別の病気や不具者でなければ軍隊に入営し、数ヶ月の訓練を受けて一人前の
兵隊さんになってから戦場に行くのです。これが「現役の兵隊さん」です。
「召集」というのは、平時は2年軍隊生活をやって満期になると家に帰り、
戦争で多くの兵隊を必要とする時に「召集」という形でまた軍隊生活に戻るのをいいます。
中には二回三回と召集された人もいました。支那事変に参加して金鵄勲章を
持っている人もいます。つわものですね
私らは2年で満期などありませんでした。引き続き臨時召集という形でそのままです。
前に戻りますが、召集令状が来る人は大体一度軍隊生活をやった人が大部分でした。
「召集令状でひっぱられる」などというのはおかしな表現で、
その時代の男だったら概ね喜んだ筈です。
いやなのを無理やりひっぱっていく印象を与えて嫌ですね。
現役と召集の区別が判らないのですね。それと軍隊に嫌悪感をもっているマスコミなどは、召集令状で無理やりに・・・と言ったほうが気が済むのでしょうね。
これは実に面白いメールだったと記憶している。激しく同意したものだ。
例えば「玄関に赤紙が張られていた!いよいよ私にも赤紙がきたか・・・」と
このような書物や報道を以前は(子供の頃とかね)よく見聞きしたものだが・・・
by Switch-Blade
by Switch-Blade
| 2004-09-12 18:18
| 第十一話~第二十話