さぁ!再開しよう!

 あれからかれこれ何年経った事だろう?
その書籍との出会いは新宿の古本市だった。機材の選定にフラフラと歩いていたとき開催されていたのだった。
普段そうした催し物は必ずチェックしていたのだが、当時その数日は何かとてんてこ舞いで見逃していたのだ。
よし!と仕事を忘れ隅々まで物色する意気込みで会場に入った。
とにかく当時のニューブリテン関連資料と祖父のマニラでの作戦資料を探さねばと想いつつも仕事用で使える書籍にも目がいってしまう。
とても一日で探しきれる広さではないのだが、家近なのがせめてもの幸運だった。
 
 運良く一冊の書籍を発見しページをめくるとこのサイト関係の書籍でしかも師の名前が記されている!
書き込みがされていたがそんな事は関係ねえとカゴに入れる。
知らず知らずのうちにカゴが膨れ上がっていたので目星を付けた書籍は奥に隠してその日は仕事に戻る事となった。
 しばし落ち着いた頃一本電話をする。
「じつはこのような本を見つけしてご存知ですか?」と尋ねると、「勿論です。兄弟聯隊ですよ。筆者も勿論存じています。」との回答。「彼は足をやられましたが奇跡的な復員後に義足を付けたのです。戦後何度かお会いしましたよ。歩くたびにガシャンガシャンと義足が鳴りましてね。それは凄い迫力でしたよ。随分と逢っていませんから電話してみます」とのことでその日は受話器を置いた。
後日尋ねてみると残念な事に既に鬼籍に入られたとのことだった。残念である。

そこで氏の書籍に書かれていた事なのだが、「小森、佐藤支隊の動静についての記述が少なく…」とあったので、これから数回に分けて記して行こうと思う。


「受信音にしかと心を秘そめつつ鉛筆動かす無心の境地」 十八年作
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by Switch-Blade | 2015-03-22 15:13 | 戦陣の断章 | Trackback | Comments(0)